【防府天満宮】御神幸祭(裸坊祭)の開催期間・開催場所・見どころ
本記事では山口県防府市で行われるイベント・催し「御神幸祭(裸坊祭)」を紹介しています。日時や場所などの基本情報を始め、見どころポイントをわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
御神幸祭(裸坊祭)の概要・写真情報
開催期間(例年の傾向) |
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11月の第4土曜日 |
御神幸祭は、失意のうちに大宰府で亡くなった菅原道真公に、無実の罪を伝え心をお慰めするためのお祭りです。
道真公が亡くなったのち、道真公に対する左遷の勅は破棄され、正一位太政大臣という位階が贈られましたが、無実の知らせはありませんでした。しばらく時は経ち、1004年10月15日、一条天皇の使者が防府に使わされ、勅使降祭(お御霊を慰める祭典)が防府の勝間の浦(道真公が寄港した地)にて斎行され、初めて天皇から「無実の罪」が奏上されました。
御神幸祭は、この勅使降祭を起源とし受け継がれています。
重さ500キロを超える御網代輿(おあじろこし)に御霊(みたま)を乗せ担ぎ出し、大石段を滑り降ります。そこから約2.5キロ離れた「勝間の浦」まで運び、勅使降祭の故事にならい「無実の罪」を奏上する神事が行われた後、防府天満宮に帰還し御霊を御神座にお還しします。
このお祭りで奉仕をする男衆は、祓い清められた状態を示すため白装束となります。このことから、裸坊祭(はだかぼうまつり)とも呼ばれます。
参加・観覧する方はもちろん、参道に出る屋台を楽しむ方も多いです。
御神幸祭の見どころ









企業・団体神輿の奉納を見て楽しむ
参加企業や団体が自分たちで制作した、神輿を防府天満宮まで担ぎ、奉納をします。
自動車メーカーであれば「自動車の模型が乗った神輿」など、団体が思い思いのデザインの神輿を担ぎ、石階段を駆け上がり、境内で神輿を回し、奉納する様子を楽しむことができます。
参加して楽しむ
市外からの人たちや、職場や地区での参加が難しい方は、個人参加者募集の申し込みをすることで「裸坊奉仕連」として裸坊に出る事が可能です。
https://www.hofutenmangu.com/_files/ugd/ee114a_416e4d6278c04679b0818fa82c9713d3.pdf
出店・的屋を楽しむ
当日、天満宮の境内から天神商店街にかけてズラリの出店・的屋が並びます。明るい時間からお店を出している方も多いため、小さなお子様(をお連れの方)はお昼の時間帯にお祭りを楽しむこともできます。
神輿を大石段の下まで、滑り下ろす様子を見る
18時になると、拝殿の扉が開かれ中にある神輿目掛けて一斉に裸坊たちがなだれ込みます。
参拝者が見守るなか、重さ500キロの「御網代輿(おあじろこし)」が大石段を滑り降ります。5000人の裸坊が乱舞するこの光景は何度見ても圧巻です。
御旅所で浜殿神事を見る
石階段を降りた「御網代輿」は台車に仕立てられ行列に加わります。目的地である御旅所(おたびしょ)まで着くと、無実の罪を奏上し、お神霊を慰め甘酒による接待を行います。荒々しい祭りの様子だけでなく、神聖な雰囲気の神事も見学してみてはいかがでしょうか。
帰還、大石段を駆け昇る様子を見る
出発の際の石階段の滑り降りももちろんですが、帰還の時に石段を駆け昇る姿も感動的です。お時間に余裕がある方は、お還しの様子もお楽しみください。
綱代くぐり
「御網代輿」は拝殿の中にしまわれるのではなく、しばらく回廊内に奉安されます。
参拝時に神輿の下をくぐると天神さまのご加護が受けられると、子どもたちを中心に多くの方が集まります。
御神幸祭の基本情報
御神幸祭の住所や連絡先などの基本情報を掲載しています。
項目 | 内容 |
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名前 | 御神幸祭 |
開催場所 | 天神商店街〜防府天満宮▶三田尻の「御旅所」▶防府天満宮 |
問い合わせ | 0835-23-7700 |