【防府市】周防国分寺のアクセス・料金・営業時間を紹介
本記事では山口県防府市の観光スポット「周防国分寺」を紹介しています。アクセスや料金、見どころ、営業時間(拝観時間)などの情報をわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。
周防国分寺の概要・写真情報
周防国分寺は、山口県防府市国分寺町にある仏教寺院です。
「国分寺」は741年、疫病・戦乱から国民を守り、豊作の世となるようにと、聖武天皇(しょうむ てんのう)の詔(みことのり)により国ごとに建てられた官寺ことです。
周防国分寺は奈良時代の境内と同じ場所に『伽藍(がらん)』を残している点が非常に珍しく、境内は国の史跡に指定されており、金堂は重要文化財に指定されています。
奈良時代に全国に建てられた国分寺ですが、官による財政支持がなくなったことで、多くのお寺は廃れてしまいます。周防国分寺も平安時代には衰微していましたが、鎌倉時代に総国分寺である東大寺の経費をまかなう造営料国になったことをきっかけに再興し始め、その後は大内氏や毛利氏の保護を受け、維持されています。
周防国分寺の見どころ(イベント・お花・法要)情報
周防国分寺の見どころ情報をまとめています。
金堂
周防国分寺の金堂は、建物自体が国の重要文化財になっているほか、中には本尊薬師如来坐像(重要文化財)をはじめ、阿弥陀如来坐像・日光菩薩立像・月光菩薩立像・四天王立像など、貴重な仏像を多数安置しています。
国分寺の本尊は、当初は釈迦如来でしたが、奈良時代から平安時代にかけて、薬師如来に替わっていきました。周防国分寺も同様に、国家鎮護と人々の慶福を祈願し、薬師如来に本尊が替わったとされています。
現在の金堂は、1779年に毛利重就(もうり しげなり/しげたか)により建立されたもの、また現在の薬師如来は1421年に大内盛見(おおうち もりあきら/もりはる)により造られたものです。
仁王門
周防国分寺創建時の旧境内地に立っている楼門で、山口県指定有形文化財に指定されています。脇間には、室町時代の仁王像(約3.5メートル)を安置しています。
現在の仁王門は、1596年に毛利輝元(もうり てるもと)により再建したものです。
聖天堂・聖天尊大祭
聖天堂は、1702年に毛利吉広(もうり よしひろ)により建立された仏堂で、財運・福運・良縁成就・夫婦和合の神として信仰される「聖天尊」を安置しています。
毎年4月の第一土曜日には、聖天様の大祭である「聖天尊大祭」が行われます。聖天尊を金堂に奉安して、聖天尊大般若護摩法要を厳修します。
関係者だけでなく誰でもお参りできるお祭りです。複数名の僧侶で行う護摩法要は、非常に迫力があります。
火渡り・薬師大法要(国分寺まつり)
火渡りは薬師大法要(国分寺まつり)の際に行われる仏事です。
まず、「柴燈護摩(さいとうごま)」という、薪と柴で組み上げられた壇に火をつけ、交通安全・商売繁盛・家内安全などのご利益を得る儀礼が行われます。火柱が高くあがり、非常に迫力があります。このとき願い札にお願いを書いて投げ入れることができます。
「柴燈護摩」の残り火を、僧侶たちが素足で火の中を歩く「火渡り」が行われます。残り火といっても腿くらいの高さまで火柱が上がっています。
その後、鎮火したあとに一般の参拝者たちも火渡りを行います。体の悪いところが炎で焼き払われ健康になるというご利益があり、例年多くの方が参加しています。
百日紅(サルスベリ)
周防国分寺の境内には約130本のサルスベリが植えられており、7月の中旬から9月の中旬にかけて見頃を迎えます。サルスベリには厄や災いを滑り落とすという意味が込められています。
酔芙蓉(スイフヨウ)
周防国分寺の境内には約140本の酔芙蓉が植えられています。酔芙蓉は早朝に白い花を付け、昼頃から徐々に色が変化し、午後にはピンク(赤色)色になる一日花です。白からピンクに変わる様子が、お酒で火照る様子に見えることから酔芙蓉と名付けられたとされています。9月下旬から10月下旬までが例年の見頃です。
写経体験
写経とはお経を書き写すことです。お経を1文字1文字心を込めて浄写することで、仏様の教えに触れ、心を清めることができます。体験場所は金堂内西側、日本の三筆である弘法大師空海の尊像を前です。
■費用:1回/1,000円(金堂拝観料を含みます)
■場所:金堂
※その他事項、お問い合わせください
腕念珠づくり体験
腕念珠とは腕にかけるお守りのことです。珠にはそれぞれ色や大きさによって異なる意味があります。意味を教わりながら、用意された珠の中から、自分好みのデザインや思いの念珠を作ってみてください。大切な人への贈り物・お土産にも最適です。
■費用:2,500円
■予約可能時間:09:00-15:00
■所用時間:約1時間
■場所:持仏堂
■最低人数:2名
■同時可能体験人数:16名
周防国分寺の基本情報
周防国分寺の住所や連絡先などの基本情報を掲載しています。
項目 | 内容 |
---|---|
スポット名 | 周防国分寺 |
読み方 | すおうこくぶんじ |
住所 | 〒747-0021 山口県防府市国分寺町2-67 |
電話番号 | 0835-22-0996 |
営業時間 | 9:00-16:00(拝観時間) |
休業・定休 | なし ※金堂:月曜日(月曜日が祝日の場合は次の平日)/年末年始 |
料金 | 宝物拝観料: 大人500円(団体20名以上は1人300円) 小中学生300円(団体20名以上は1人250円) ※未就学児は無料 |
駐車場 | あり ※観光バス用駐車場あり |
周防国分寺のアクセス・MAP情報
周防国分寺へのアクセスはJR山陽本線「防府駅」より徒歩約20分です。
バスの場合、「阿弥陀寺行き」のバスに乗車「国分寺」で下車、バス停より徒歩2分です。
車の場合、山陽自動車道防府東・西ICから約20分です。

周防国分寺の周辺情報
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