文化・歴史施設

【防府市】毛利氏庭園/毛利博物館のアクセス・料金・営業時間を紹介

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本記事では山口県防府市の観光スポット「毛利氏庭園/毛利博物館」を紹介しています。アクセス方法や入館料、見どころ、入館時間などの必要な情報をわかりやすくまとめているので、ぜひ参考にしてください。

毛利氏庭園/毛利博物館の概要・写真情報

毛利氏庭園/毛利博物館は、戦国大名や萩藩・長州藩の藩主として有名な「毛利氏」の庭園および本邸です。

毛利邸の敷地全体が「毛利氏庭園」として国の史跡名勝となっています。その指定範囲は84,000平方メートルと広大な範囲となっています。

【名勝(めいしょう)とは】
日本における、文化財の種類の1つであり、芸術や鑑賞価値が高い土地(庭園、峡谷、海浜、山岳…ect)を対象に国や地方公共団体が指定するものです。毛利氏庭園の場合は”国”の指定です。

毛利邸の建設から完成まで

時代は明治時代初期。明治政府は反乱などの問題を起こさせないように、旧藩主に東京在住を命じました。毛利家も神田橋邸(1871年からは高輪邸)を拝領し東京に住んでいました。

やがて状況が落ち着き、政府より国元に居住することが許可されましたが、住まいであった萩城は廃城令という法令により解体されてしまっていました。そこで、毛利家28代当主・長州藩14代藩主「毛利元徳(もうり もとのり)」は山口に新しい本邸を建設することとなります。

元藩士である「井上馨(いのうえ かおる)」たちによって適地の調査が行われ、気候が温暖で、空気が澄んでおり、眺望の良い多々良山の南麓が選ばれました。

30万平方メートルといわれる広大な土地を買収し、1892年に着工に取りかかります。

着工に取りかかるも、日清・日露戦争による影響で工事は中止、20年後の1912年に再着工され、1916年に完成します。このとき元徳は亡くなっていたため、完成後最初に邸宅に住んだのは29代当主「毛利元昭(もうり もとあきら)」でした。

毛利氏庭園/毛利博物館の見どころ情報

毛利氏庭園/毛利博物館の見どころ情報をまとめています。

1.広大な庭園

面積約55,000平方メートルの広い庭園を見て楽しむことができます。回遊式庭園という庭園様式が用いられており、回遊路を歩きながら石組・植栽・芝生・石橋・あずま屋などと周囲の自然が調和した景色を鑑賞できます。

庭園内にある「ひょうたん池」の向かいから本邸を望む景色は壮大で、ひょうたん池、本邸、池に反射して映る本邸、ひょうたん池にかかる橋、背景の山々、季節に応じた花木が1度に見れ、写真スポットとしても人気です。

2.収蔵されている国宝・重要文化財

現在、本邸の一部を展示室として使用しており、一般の方も入館料を払って中を見学することができます。

館内には雪舟筆「四季山水図」をはじめとする国宝4点や毛利家ゆかりの品々が収蔵されています。国宝以外にも重要文化財9件、重要美術品17件、山口県指定文化財9件、総計20,000点もの文化財を所蔵しており、企画展や特別展など展示替えをして紹介をしているため、繰り返し訪れることもオススメです。

■四季山水図(しきさんすいず)
水墨画家として有名な雪舟(1420~1506年)の作品。長さ約16メートルにもなる絵巻で春夏秋冬の風景が描かれています。

■古今和歌集巻八(こきんわかしゅう)
905年、紀貫之らが撰進した日本で最初の和歌集。巻八は現在完本として残る四巻の一つです。

■史記呂后本紀第九(しき りょこうほんぎ)
中国における正史の初めをなす史記を1073年に大江家国が書写、点合、受訓をしたもの。

■菊造腰刀(きくづくりこしがたな)
長さ約27㎝の腰に差す短い刀。無銘ですが、奈良県出身の刀工「当麻」の作と伝えられています。

3.歴史的価値の高い邸宅

邸宅では伝統的な和風建築と新技術が融合した、独特の雰囲気を楽しむことができます。

本邸は和風建築ですが、応接室はシャンデリア・椅子・テーブルが備えられ、絨毯が敷かれた洋室となっています。

また、表門の土台にセメントが使われていたり、板ガラス・発電機・ボイラー・電話が使われていたりと、珍しい輸入品や当時の最新技術が採用されています。

4.本邸2階からの景色

本邸には、3部屋からなる二階の間があります。南側に畳敷きの廊下があり、庭園や防府市街、三田尻港、江泊の山を見渡すことができます。

フォトスポットとしてもオススメなので、毛利氏庭園を訪れた際は2階も忘れず立ち寄ってみてください。

5.庭園内の季節の花木

毛利氏庭園内には花木が植えられており、季節に応じた木々やお花を楽しむことができます。

  • うめ(2月下旬〜3月上旬)
  • さくら(3月下旬〜4月下旬)
  • フジ(4月末〜5月初旬)
  • サツキ(5月中旬〜6月初旬)
  • ハナショウブ(5月末〜6月初旬)
  • オモダカ(6月上旬〜9月)
  • もみじ(11月中旬〜12月初旬)

どのお花もそれぞれ魅力がありますが、より人気が高いものは「さくら」「サツキ」「もみじ」で、開花の時期になるとお花や紅葉を求めて多くの方が訪れます。

毛利氏庭園/毛利博物館の基本情報

毛利氏庭園/毛利博物館の住所や連絡先などの基本情報を掲載しています。料金については、詳しく解説したページを参考にしてください。

【2025年版】毛利氏庭園・毛利博物館の料金・入場料・割引について
【2025年版】毛利氏庭園・毛利博物館の料金・入場料・割引について
項目内容
スポット名毛利氏庭園/毛利博物館
読み方もうりしていえん/もうりはくぶつかん
住所〒747-0023
山口県防府市多々良1-15-1
電話番号0835-22-0001
営業時間9:00-17:00(入場は16:30まで)
休館日12月22日-12月31日、および展示替期間
※庭園は年中無休
料金毛利氏庭園・毛利博物館の料金・割引について
駐車場あり

毛利氏庭園/毛利博物館のアクセス・MAP情報

毛利氏庭園/毛利博物館へのアクセスはJR山陽本線「防府駅」より車で約4分です。

JR山陽本線「防府駅」よりバスで約6分です。

防府駅北口2番乗り場から「防長バス」阿弥陀寺行きに乗り「毛利本邸入口」で下車。

毛利氏庭園・毛利博物館の駐車場情報!料金、時間、場所について
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毛利氏庭園/毛利博物館の周辺情報

毛利氏庭園/毛利博物館を観光した後に巡ることができる周辺のスポットを紹介しています。

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うえはら はると
うえはら はると
山口県防府市「地域おこし協力隊」
WEBメディア運営会社で経験を積み、その後フリーランスとして活動。サイト運営・SEOマーケティングを得意とする。 地域のために働くことに魅力を感じ、「地域情報サイト」の立ち上げを決意。やりがいと必要性を求め、ポテンシャル(観光・歴史・自然・食・イベント・ビジネス・住みやすさ)はあるが、情報発信が不足している市区町村を探し「防府市」と出会う。2023年8月に千葉県から山口県へ移住。防府の魅力を伝えるために奮闘中!
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